ウイグル人に対する「大量虐殺」を非難 前カンタベリー大主教ら70人以上が共同声明
ソース:Christian Today

新疆ウイグル自治区南西部のホータン地区の様子=2012年(写真:Evgeni Zotov)
英国国教会の前カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズや、アジア司教協議会連盟会長のヤンゴン大司教チャールズ・ボー枢機卿ら宗教者70人以上が10日、中国政府によるウイグル人弾圧を非難する共同声明(英語)を発表した。声明に署名した宗教者は米英を中心としたキリスト教、ユダヤ教、仏教、イスラム教の指導者らで、イスラム教徒が主体のウイグル人に対する弾圧は「潜在的な大量虐殺」の域に達しており、「ホロコースト以来、最も深刻な人類の惨事」だと憂えた。
宗教者らは声明で、中国では少なくとも100万人のウイグル人や他のイスラム教徒が、強制収容所に収監され、飢餓や拷問、殺人、性暴力、強制労働、臓器摘出の強要に直面していると指摘。収容所外でも信教の自由は否定され、女性に対しては大々的な強制不妊や産児制限が行われており、中国政府がウイグル人の民族的な根絶を目指していることは明らかだと非難した。
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