キルギスで反中国デモ 経済的影響力の増大に抗議、21人逮捕

AFP, 25.01.2019

【1月18日 AFP】中央アジアのキルギスの首都ビシケクで17日、中国の影響力増大に抗議するデモが行われ、21人が警察に逮捕された。現地のAFP特派員によると、デモには200~300人が参加していたという。

デモは中国からの移民の流入や、キルギス国内で中国の経済的影響力が強まっていることに抗議するもの。警察は、デモ参加者が道路を封鎖したり公共の秩序を乱す行為を行ったりしたため逮捕したと説明している。

貧困率の高いキルギスにとって、中国は重要なパートナー国だ。キルギス政府は中国の国営金融機関から融資を受け、中国企業によって国内のインフラ整備を進めようとしている。一方、キルギス国民の間では、中国人の流入に歯止めがかからない中、国内経済への中国政府の影響力が増している状況に懸念が広がっている。

デモ参加者らは、キルギスにルーツを持つ一部の中国人を除き、中国国籍者へのキルギス市民権の付与を全面禁止するよう要求。また、中国から約4億ドル(約440億円)を借り入れて改修した発電所が昨年1月に極寒の中で停止した問題を受け、中国からの融資の用途についても調査するよう求めていた。