中国当局、ウイグル全土で所謂「違法宗教活動」の徹底取り締まりキャンペーンを実施、ウイグル人数百人拘束、数千人に罰金

RFA 2012.02.21-24 (一部抜粋) | 翻訳・掲載:2012.02.29

中国当局は最近、ウイグル全土で所謂「違法宗教活動」の徹底取り締まりキャンペーンを実施している。世界ウイグル会議が現地から入手した情報や、ホータン地区政府公式サイト、アクス市政府公式サイトなど現地メデイアの情報を基にRFAが入手できた情報によると、今回の徹底取り締まりキャンペンでは、宗教的・政治的な理由で既に数百人のウイグル人が拘束され、数千人に罰金刑が科せられている。

これまで入手できた情報を簡単にまとめると、

■ウルムチ
2月13日からの数日間で、ウルムチで実施された所謂「違法宗教活動」の徹底取り締まりキャンペーンでは、テングリタグ(天山)区にある二つのモスクが「違法宗教活動の場」との口実で強制閉鎖され、モスクの関係者3人が拘束された。

また、カシュガルやホータンなどウイグル南部の地方からウルムチに来て、商売や短期労働などで生計を立ていたウイグル人40人以上が、ウルムチで滞在するためにウイグル人に義務付けられている地方(地元)警察当局が発行する犯罪歴がないことを証明する証明書を所持していなかったとの口実で拘束された。

■ホータン
ホータン地区では、2月13日~19日の一週間だけで、1400世帯の民家や200カ所以上のモスクに対する家宅捜査が実施され、所謂「違法宗教活動」に関わったとして129人のウイグル人が拘束され、3000人以上に罰金刑が科せられた。

■アクス
アクス地区で実施された所謂「違法宗教活動」の徹底取り締まりキャンペーンでは、これまでに103人のウイグル人が宗教的・政治的な理由で拘束された。その大半が政府当局の宗教活動に関する指示に従うことに否定的な態度をとり、「反革命的行動」を扇動したとの口実で拘束された。103人のうち19人が「反革命的ビラの印刷や配布」に関わったとの口実でアクス地区シャヤル県で拘束された。

また、アクス地区政府の「違法宗教活動」の禁止に関する条例に反する言動に関わったとの口実で、アクス地区で2000人以上のウイグル人に50~5000人民元の罰金刑が科せられた。

アクス地区政府は今年1月中旬に、「違法宗教活動」の禁止に関する条例を決定し、アクス地区全域で一斉に実行するよう指示していた。
この条例では、アクス地区に全域において、該当の町・村・集落に外(ほかの町・村・集落)から来た宗教人らを徹底的に調べること、宗教色のある民間行事を禁止すること、該当の町・村・集落に外(ほかの町・村・集落)から来たウイグル人に家を貸し出した家主に対して三日間以内に警察当局に借主の身元情報を提供することを義務付けることなどが定められている。

この条例では更に、政府当局が言う所謂「違法宗教活動」の26種類にわたる具体例に言及し、当局の許可なしで行われた如何なる宗教活動も「違法宗教活動」と見なされると定められている。

アクス市から(身の安全のため)匿名を条件にRFAの電話取材に応じたウイグル人市民によると、最近では政府当局が派遣した大量の警察や職員らが各町・村・集落を一つ一つ巡回し、モスクや民家に立ち入ったりして、「地域の永遠の安定」をスローガンに掲げながらこの条例の実施にあたっているという。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qisqa_xewerler/diniy-paaliyet-02212012171919.html
http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/qanunsiz-din-02232012170949.html
http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qisqa_xewerler/aqsu-tutqun-02242012165550.html