ウイグルは「核心的利益」=トルコに分裂活動の阻止要請-中国副主席

時事通信 2012.02.22

【北京時事】イスタンブール発の中国国営新華社通信電によると、トルコ訪問中の習近平国家副主席は21日、エルドアン首相と会談し、ウイグル族による「東トルキスタン独立運動」問題を取り上げ、「中国の国家安全と社会安定に関係し、核心的利益に関わるものだ」と強調。独立派の東トルキスタン勢力がトルコで行う「反中的な分裂活動」を阻止するよう求めた。

中国政府は、新疆ウイグル自治区でのウイグル族の分離・独立運動を警戒。特に2009年7月にウルムチで起こった大規模暴動以降、「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」など独立派の摘発を強化している。
ウイグル族と歴史的に関係の深いトルコではウルムチ大暴動の際、対中批判が高まり、エルドアン首相は「大虐殺だ」と非難した。習氏の発言はトルコ側を強くけん制したものだ。

会談で同首相は「トルコは『一つの中国』政策を一貫して守り、トルコ領土で中国の独立・主権や領土保全を損なういかなる破壊活動も決して許さない」と伝えた。

習副主席はアンカラでギュル大統領とも会談。トルコの隣国であるシリア情勢を念頭に「中国は地域の情勢安定に有益なあらゆる外交調停努力を支持する」と述べ、トルコを含めた国際社会との連携強化を推進する考えを示した。

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%a6%a5%a4%a5%b0%a5%eb&k=201202/2012022200286