ウイグルで宗教行事に対する新たな規制条例が発動

RFA 2010.05.24 | 翻訳・掲載:2010.05.28

最近、アクス地区シャヤル県政府が、住民の宗教行事に対する新たな規制条例を決めた。10条からなるこの規制条例では、今後同県内で行われるいかなる宗教行事について必ず役所の許可をとることが義務付けられている。そして、金曜礼拝については、必ず政府職員が監視にあたること、イマームが説教内容を必ず事前に当局の担当者に提出し、チェック済みの内容しか発言しないこと、そのモスクのある地域に戸籍を持たない人(隣の集落や市町村からの参加者等)については、いかなる説教行為を禁じると同時に身分を洗い出すことなどを各役所の担当者やモスク関係者に求めている。

この規制条例の第1条~第4条では、同県内のいかなる宗教行事に対する統一管理を強化し、「不法宗教行事」「民族分裂活動」「3悪勢力」などを徹底して封じ込むこと、宗教行事に対する管理には請負制度を実施することなどを定めている。

第5条では、中国共産党政権に忠実な「愛国主義宗教人」らを育てること、彼らに対する政治学習を強化し、毎回の学習の際に必ず中国の国旗を揚げることなどを定めている。

第6条では、政府が認めた宗教人たちが弟子を育てる場合、必ず政府の許可を取ることや役所の職員による政治学習を徹底させることをなどを定めている。

第7条では、政府職員が必ず金曜礼拝の監視にあたること、イマームが説教内容を必ず事前に当局の担当者に提出し、チェック済みの内容しか発言しないこと、そのモスクのある地域に戸籍を持たない人(隣の集落や市町村からの参加者等)については、いかなる説教行為を禁じると同時に身分を洗い出すことなどを各役所の担当者やモスク関係者に求めることなどを定めている。

第8条~第9条では、住民の間で代々引き継がれてきた各種の伝統行事に関しても役所の許可を必要とすることや政府職員による監視を実施することなどを定めている。

第10条では、年に四回(季節ごとに一回)各市町村の役所の宗教行事に対する監視実績を評価し、3回連続で「不合格」と評価された場合は行政処分を下すことなどを定めている。

RFAが入手した情報によると、同様の規制条例がシャヤル県だけではなく、ウイグル各地で出されている。

ウイグルのある村からRFAの電話取材に応じた一人のウイグル人農民によると、自分が住む村でもイマームは政府が決めてくれた内容以外の説教はできないため、多くの住民が不満を感じているという。この農民によると、彼らの村では、政府職員と警察が金曜礼拝を監視することは日常的なこととなっているという。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/shayarda-dinniy-paaliyet-cheklesh-05242010211957.html