ピチャン事件の真相解明求める カーディル世界ウイグル協会総裁

世界日報 2013.07.08

先月、訪日した世界ウイグル協会総裁のラディア・カーディル氏は、中国新疆ウイグル自治区トルファン地区ピチャン県ルクチンで6月26日、46人もの死者を出した事件などの真相解明を求め、在日ウイグル人らと共に東京・六本木の中国大使館前でデモ行進した。

 六本木の路上でカメラや記者らに囲まれたカーディル氏は、ピチャン事件の2日後に起きたホータンで起きた事件の真相を訴えた。

 カーディル氏は「金曜礼拝を終えて帰るウイグル人を弾圧しようと中国当局は、一方的に発砲し殺戮したことがそもそもの発端だ。これに怒った刃物を手にしたウイグル人が警察施設や11軒の売春宿を襲ったというのが真相だ」と述べた。

 ホータン事件に関して共同通信は、ウイグル族幹部による情報として「当局がモスク(イスラム礼拝所)を閉鎖させ、ウイグル族数人を拘束したことに反発した300~400人が抗議デモを実施。警察による鎮圧を受け、オートバイで逃げようとしたデモ参加者に対し、警察が発砲した」と伝えている。

 少なくとも新華社や中国のテレビが報道しているような「暴徒」や「テロリストの暗躍」といったものではないもようだ。

 米国に亡命直後には、3度バックしてぶつかってくるという不自然な交通事故で大けがをし、6年前の初訪日の折には、送り込まれた刺客から危うく毒殺されかけたこともある。

 真実を糊塗し嘘と暴力で一党独裁政権を維持しようとしている中国共産党に対し、「私を強くしたのは中国共産党だった」と述べ「ウイグルの母」としての戦いを続けている。66歳。

http://www.worldtimes.co.jp/w/asia/asia2/ps130707.html