背景にテロ対策名目の弾圧 天安門前事件でウイグル会議主席

中国新聞 2013.11.09

 【ワシントン共同】中国から海外に亡命したウイグル人の組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席は9日までに、北京・天安門前 の車両突入事件について、中国政府への抗議の自殺だった可能性があるとした上で、中国がテロ対策名目でウイグル族を弾圧していることが背景にあると批判し た。

 ワシントン市内で共同通信のインタビューに答えた。中国政府が事件をテロだと断定し、多数のウイグル族を拘束したことを念頭にカーディル氏は、真相解明に向けて現場周辺の監視カメラ映像の公開を求めた。

 山西省太原市の共産党施設前で起きた連続爆破事件にも言及。「中国政府は人々を絶望させており、政策の失敗について真剣に検討することが重要だ」と訴えた。

 車両突入に関与したと中国政府が名指ししたウイグル独立派テロ組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」については「実在しない」と反論。中国政府がウイグル族弾圧の口実にするためにでっち上げた架空の組織だとの考えを示した。

 さらに、突入した3人が親子だったことを踏まえ、ウイグル族は親を非常に敬う文化を持っているとして「息子が母親らを巻き込んで車両を突入させるまでに、どのような絶望があったのか知りたい」と話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201311090166.html