米国務長官 中国少数民族ウイグルの人たちと面会

NHK, 16.04.2019

アメリカのポンペイオ国務長官は、中国で家族が不当に拘束されたと訴えるウイグルの人たちと直接会って話を聞き、懸念を示しました。アメリカは、中国の少数民族に対する政策は「重大な人権侵害だ」としていて、中国政府に圧力を強めるねらいがあります。

中国では大勢のウイグル族が拘束され、当局の施設に収容されていると指摘されていますが、中国政府は「テロを予防するための職業訓練だ」などと拘束を事実上正当化しています。

これについてアメリカのポンペイオ国務長官は、26日、中国で実際に拘束されたり、家族や親戚が拘束されたりしたというウイグルの人たち4人と国務省で面会しました。

ウイグルの人たちは家族と連絡がつかない現状などを説明したうえで、中国の当局者に制裁を科すよう求めたのに対して、ポンペイオ長官は制裁には言及しなかったものの、懸念を伝え、中国に改善を求めていく姿勢を示したということです。

母親が拘束されているというエンジニアの男性は、「アメリカ政府はウイグルの人たちを守り、中国に制裁を科してほしい」と話していました。

ポンペイオ長官は面会前の会見でも「歴史的に重大な人権侵害だ。中国政府には、嫌悪すべき行為でやめるべきだと説得している」と述べ、中国の少数民族に対する政策を非難しました。

アメリカの国務長官がウイグルの人たちと面会するのは極めてまれで、中国政府に圧力を強めるねらいがあります。