処刑された政治犯の弟へのインタビュー

ハムット・ダウット氏

ハムット・ダウット氏

RFA 2007年12月21日

世界のほとんどの国で政治犯に対する死刑が廃止になっているが、中国政府はウイグル人政治犯らに対して死刑の執行を続けている。ハムット・ダウット氏(写真)が政治犯とされ、中国政府によって処刑されたウイグル人青年の一人である。RFAの記者はハムット・ダウット氏の弟(現在海外在住)ユセンジャン・ダウット氏を取材する機会を得た。

取材に応じたユサンジャン氏によると、ハムット・ダウット氏は1960年にホータン地区グマ県で生まれて、1982年から中国内陸で商売をはじめる。二人の娘がいる。1993年から急に連絡が取れなくなり、2000年11月16日になってから彼が逮捕されているとの情報を家族が入手する。その情報によると、彼が蘭州で逮捕されたそうだ。その後家族との面会は一切許されず、2002年7月18日の初公判の一週間前に一度だけ面会が許されたという。

2002年7月18日に、グマ県中級裁判所(地裁)で初公判が開かれ、『民族分裂行動にかかわり、扇動した』、『国家の分裂を図った』、『若者たちに反乱を呼び掛けた』、『指名手配された政治犯らをかばって、隠しておいた』などの罪で死刑判決を言い渡し、弁護士や控訴の機会も与えないまま裁判当日に射殺したという。

政府は彼の遺体も家族に返してくれなかったが、家族の強い要望を受け、『ジナザ ナマズ(死者に祈りをささげる礼拝)に肉親以外の人の参加は禁止』との条件付で遺体を家族に返してくれたという。更に、彼が埋葬されてから3ヶ月まで警察が彼の墓を監視し、墓参りに訪れる庶民を彼の墓に近づかせなかったという。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/olum-jazasi-20071221.html