亡命ウイグル人、中国の「ジェノサイド」捜査をICCに要請

AFP, 10.07.2020

【7月8日 AFP】亡命ウイグル人らは7日、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(ICC)に対し、中国がジェノサイド(大量虐殺)と人道に対する罪に及んだ証拠をまとめた膨大な書類を提出し、中国に対する捜査を要請した。

提出書類は、中国がウイグル人を含むイスラム教徒系少数民族100万人以上を再教育施設に収容し、女性に対し不妊手術を強制したと主張。一方で中国は、強制不妊疑惑は事実無根だとし、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の施設はテロ行為からから人々を遠ざけるための職業訓練所だと説明している。

 ウイグル人らが樹立を宣言した東トルキスタン亡命政府のサリヒ・フダヤル(Salih Hudayar)首相は、米首都ワシントンとオランダ・ハーグでインターネットを通じて開かれた記者会見で、「今日はわれわれにとって非常に歴史的な日だ」と述べた。

中国はICC非加盟だが、ウイグル人らの弁護団は、ICCが同じく非加盟国のミャンマーによるイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の扱いに関して捜査を行っていることから、中国に対する捜査も可能だと指摘した。ICCは2018年、ミャンマーの状況が加盟国である隣国バングラデシュの人々に影響を与えるとの理由で、ロヒンギャ問題の捜査が可能だとの判断を下している。(c)AFP