中国で人権演説の生放送を 五輪出席の米大統領に注文

東京新聞 2008715 1633

【ワシントン15日共同】米政府の諮問機関「国際宗教の自由委員会」は14日、北京五輪開会式に出席するブッシュ大統領に対し、信教の自由の重要性を強調する演説を訪中時に行い、その様子を中国国民に向けて生中継するよう求める声明を発表した。

同委員会は米連邦法によって設立され、大統領や国務長官に政策提言する公的機関。中国への政治的配慮から、米議会などの批判を押し切り開会式出席を決めた大統領だが、人権状況改善に向けた働き掛けを忘れないよう「身内」からくぎを刺された格好だ。

同委員会は、大統領が五輪に合わせて訪中する際(1)チベット民族の信仰の自由を保障する信頼醸成措置(2)新疆ウイグル自治区の平和的なイスラム教徒に対する弾圧中止(3)拘束されている「地下教会」のカトリック司教解放(4)北朝鮮からの脱出住民の強制送還中止-などを中国政府に要請するよう求めている。

大統領は五輪出席の機会をとらえ、中国の人権問題などをあげつらうつもりはないと表明している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008071501000532.html