グアンタナモ基地:収容中国人釈放を 米控訴裁判決

毎日新聞 2008年6月24日

【ワシントン草野和彦】米連邦控訴裁判所は23日、米海軍グアンタナモ基地(キューバ)に対テロ戦争の「敵の戦闘員」として拘束されている中国人のイスラム教徒について、「米国と戦ったことはなく、戦う計画もなかった」として、米政府に身柄の釈放、移送などを求める判決を出した。連邦最高裁が今月12日、収容者の人権救済を認める判決を出した後、実際に拘束を不当とした判決は初めて。

米メディアによると、判決を受けたのは、同基地に拘束中の中国・新疆ウイグル自治区出身者17人のうちの1人。01年の米同時多発テロ当時にアフガニスタンでテロ訓練キャンプに参加したとして、6年以上、拘束されてきた。

同基地で拘束されている約270人の収容者のうち、約160人が同控訴裁に人権救済を求めており、米政府は拘束の根拠となっている法の見直しなど新たな対応を迫られるのは必至だ。

http://mainichi.jp/select/world/news/20080624k0000e030054000c.html