国連人権高等弁務官、ウイグル族調査許可を 中国に要求

WSJ Japan, 15.09.2018

【ジュネーブ=細川倫太郎】9月に就任したバチェレ国連人権高等弁務官は10日、中国が少数民族のウイグル族やイスラム教徒を不当に拘束しているとされる問題で、同国政府に対し調査を許可するように求めた。バチェレ氏はウイグル族が政治思想教育などを強いられている疑惑に深刻な懸念を表明した。

この問題を巡っては、8月にスイス・ジュネーブで開かれた国連人種差別撤廃委員会で米人権活動家らが「中国のウイグル族ら100万人以上が新疆ウイグル自治区の再教育施設に強制的に収容されている」と指摘。委員会は中国に対する審査報告書で直ちに解放するように勧告した。一方、中国は「完全な虚偽」と否定している。

バチェレ氏は10日の国連人権理事会で「大規模な恣意的な拘束が明らかになった」と指摘。真相究明に向け再教育施設などへ調査団がアクセスができるように中国政府に要求した。