中国で激しい人権侵害=チベット、新疆で-アムネスティ

時事通信 2013.05.23

【ロンドン時事】国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は23日、世界の人権状況をまとめた年次報告書(2013年度版)を公表し、中国のチベット自治区などで住民に対する激しい人権侵害が続き、焼身自殺を図るケースが相次いでいると非難した。

 報告書によれば、12年中に少なくとも83人のチベット僧らが、中国当局のチベット政策に抗議する焼身自殺を図った。また海外メディアに焼身自殺に関する情報を伝えたとして、少なくとも3人が禁錮7年6月などの刑を言い渡された。

 当局は新疆ウイグル自治区でも住民への締め付けを強化。12年5月には、9人のウイグル族が「違法な宗教活動」に参加したとして6~15年の禁錮刑に処された。同年6月には、「違法な宗教学校」で学んでいたとされる11歳少年が拘束中に死亡する事件が起きた。

 アムネスティはまた、「公的に認められた方法以外で信仰活動を行うイスラム教徒や仏教徒、キリスト教徒らは拷問や嫌がらせを受けたり、恣意(しい)的に留置されたりしている」とし、宗教の自由が厳しく制限されている現状を批判した。

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%a6%a5%a4%a5%b0%a5%eb&k=201305/2013052300126