マラルベシ事件についての独立調査を求める呼びかけが世界ウイグル会議によって発表され、国際社会は今回の逮捕拘束を追及することを強く要請される

WUC 2013.05.01 | 翻訳・掲載:2013.05.09
http://www.uyghurcongress.org/en/?p=20278

先週火曜日(2013年4月23日)のマラルベシ(漢語名:巴楚)県においての暴力事件は21名もの死者が出る結果になってしまった。中国の公式メディアの「テロリズムを計画した」ウイグル人への非難は即座だった。しかし、この事件の本質に関しては懐疑が増すばかりである。過去の傾向がそうであったように、事件に続く公式声明は「テロリストの計画」を示唆するものであり、この地域におけるウイグル人への国家の抑圧を正当化するための大義となっている。このような雰囲気は何千人ものウイグル人を一斉検挙という結果となり、さらにウイグル人の基本的な自由と権利への制限をもたらした従来の厳打取締活動を暗示するものである。この種の事件への鉄拳を北京が確固として維持する一方、彼らが主張するところの発生したことを証明し、説得力のある要素を国際あるいは地域社会に提供することを成功した例は無い。中国の公式発表は公式メディアに伝えられ、プロパガンダ材料以上の何者でもない。

同様に、カシュガル地区での事件に続く公式の説明や政策も例外ではない。このような事件の後、北京によって即座に下された公的な情報遮断がこの地域にジャーナリストの立ち入りは無いことを意味したことは複数の報道により証拠付けられている。この情報遮断はこの地域の公安部隊が、法的権利を提供することなく、いかなる説明も無く、誰をも容易に逮捕または収監できることを許している。結果として、この政策はカシュガル地区内やまたその周辺において中国の抑圧政策の聖域を創りだしている。一週間にわたり、世界ウイグル会議は独立の通信社や自身の情報源から、中国政府のこの事件に関する談話に対して明確に疑問を呈する情報を受け取っている。

4.23マラルベシ事件から一週間のうち、中国政府はこの地域全体で恣意的な拘束の処置を加速させている。ゆえに世界ウイグル会議は今、国際社会にそして同様に全世界の民主政体に、中国に対する圧力を強め、この事件を独立した第三者のグループが調査できるように要求することを強く要請する。諸組織やアメリカ合衆国国務省からのような諸政府からの従来の呼びかけは北京によって黙殺された。

カシュガル地区、マラルベシ事件が起こったこの地域は近年、中国の「西部大開発計画」に帰される文化的、政治的、そして宗教的な抑圧の激化を経験してきた。世界ウイグル会議とそのパートナーは繰り返し北京の文化的、そして宗教的なウイグル人を同化する試みを報じてきた。この同化の実施は政府が後援する漢族中国人の西部大開発への移住を奨励する諸計画を通じてウイグル人に人口動学的に脅威を与えることに付随されてきた。 経済的に不利で、文化的に危機にあり、宗教的に抑圧され、社会的に疎外されているカシュガル地区のウイグル人は自身の諸都市において少数派に成りつつある。北京の先週のカシュガル地区で起きた事件が「テロ計画」の結果であるとの非難があったが、それに加えて、抑圧の強化と同様に地方都市住民への逮捕拘束の増加があったのである。

世界ウイグル会議は、その手続きにおいて犯罪の証拠も証明も無い被留置者に対する最大限の憂慮を表明する。1997年2月のイリにおいて、また2009年7月のウルムチにおいての事件で何百人ものウイグル人男女が強制的な失踪の犠牲者となっている。 事件の被留置者の家族や愛する人たちもまた、脅迫され、虐待され、情報を探したことで迫害されてしまう。カシュガル地区内や周辺でウイグル人の検挙から成る新しい取締活動で地域の人々に再び不安が提起される。

世界ウイグル会議総裁、ラビア・カーディル氏は繰り返してウイグル人と国際社会は中国政府の非難について懐疑的であるのは当然であると言明し続けている。国連が任命した調査官のチームの必要は、それゆえにこの事件の特質に関して独立した調査を行わせるための圧力をかけることになるのである。中国は人権保護におけるその不明瞭な記録とともに、このような事件の説明を提供することに関しては全面的に信頼性を失っている。ウイグル人団体は明確な証明を求めることを絶対に止めることはないし、国際社会もそうであるべきである。カーディル氏は国際社会の記憶力が、この地域における拘束されている人々の命運に関して、中国が人々に忘却させようとしている企てに対してもっとも意義深く強力な武器であると語った。

世界ウイグル会議は国際社会に、北京がこの地域における毎事件後の同じパターンの情報遮断、恣意的な拘束、および強制的な失踪を適用するのを止めさせることを確かめる為に、中国への圧力を維持するように強く要請する。これまでのように、世界ウイグル会議はその平和活動への公約を繰り返す。世界ウイグル会議はいかなる形態の暴力をも非難し、この地域においての衝突の平和的解決に関するその強い意向を表明する。

更なる情報

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-22334919   http://www.rfa.org/english/news/uyghur/university-04292013182905.html