世界ウイグル会議は、ウイグル人のマレーシアからの違法な追放を非難する

WUC 2012.02.04 | 翻訳・掲載:2013.02.07
http://www.uyghurcongress.org/en/?p=19934

ヒューマンライツウォッチは昨日マレーシアが6人のウイグル人を2012年の12月31日に中華人民共和国に秘密裏に追放したと報告した。6人はいまだ難民申請後の審査途中にあったがそれゆえに国際法違反であるこの事件は、2011年8月のマレーシアからの11人の放逐を思い起こさせるものであり、中華人民共和国と強い経済的、外交的紐帯をもつ国々からウイグル人難民が追放されるという傾向は続いている。 世界ウイグル会議(WUC)は、このマレーシアの国際法と基本的人権を保持することの失敗を再吟味し、そして中国に対して6人のウイグル人の消息の情報を公開させるように国際社会に要請する。

6人のウイグル人は2012年の早い時期に偽のパスポートでマレーシアを離れようと試みたとして拘束されたと報道されていた。拘束中に、これらのウイグル人は難民地位決定(RSD)面接を行うことが許可された後、難民地位を得ようと国連高等難民弁務官事務所に手続きを着手した。6人の男性全員の亡命請求が調査されている中で、マレーシア政府は秘密裏にこれらの男性を2012年12月31日に中国当局の監督下に引き渡した、そして中国当局はすぐに中華人民共和国へ向かうチャーター便飛行機に搭乗させた。

マレーシアは宗教的また教義的な結びつきの理由でウイグル人の苦境に本来同情的であるべきであるが、難民の処置に関するときは驚くべき前科を持っている、ウイグル人が拷問や他の非人道的で下劣な処置の形態にさらされる信頼できる証拠があるのにも係わらずである。2011年8月11日、マレーシアは11人のウイグル人を難民に関する国際法をはなはだしく軽視しつつ追放した。中国は現在マレーシアの最大の貿易相手である、そして両者は中国の温家宝首相の2011年4月のマレーシア訪問に引き続き貿易と文化的結びつきを深めようとしていた。同じような状況で2013年2月5日に賈慶林政協主席がマレーシアを訪問し、疑いも無く緊密な関係を求めようとしている。

「賈慶林氏の訪問はマレーシアにとって6人のウイグル人の安全のための保証を主張する機会を表していたが、マレーシアの2011年8月の追放したウイグル人への懸念や尽力の欠如を鑑みると、過去の経験はこの状況に対する期待を与えなかった。」

世界ウイグル会議、ラビア・カーディル総裁は語った。

このような経過で、2011年8月に追放されたウイグル人のその後、消息や状況についてはほとんどわかっていない。この趨勢はカザフスタンから追放されたエルシデン・イスライル氏やカンボジアから同じく追放された20人のウイグル人の場合と似ている、それぞれもまた国際法が侵害された。

ゆえに世界ウイグル会議は国際社会に対し、マレーシアのこれらの追放を非難し、同国に国際的に受容された難民への処遇規準を尊重するように求めることを要請する。東トルキスタンにおけるウイグル人に対して蔓延している実証された人権侵害に直面すれば、マレーシアはウイグル人への処遇が国際標準を満たされることを、もはやこれ以上拒否することは出来ない。国際社会は将来において更なる人権侵害が発生することを防ぐためにこのマレーシアにおける状況を再吟味しなくてはならない。 世界ウイグル会議は特にアメリカ合衆国と欧州連合がいかにしてこの状況が発生し続けるのかを調査するためにすべての外交手段をもちいることを希望する。