7.5ウルムチ大虐殺事件後に失踪させられた人々(その11)

RFA 2012.06.06 | 翻訳・掲載:2012.06.12

RFAが入手した情報によると、2009年7月5日に起きたウルムチ事件後に警察隊に拘束されたまま失踪してしまったウイグル人の一人は、中国共産党党員であったアブゥドゲニ・エズズ氏(写真)である。彼の共産党党員資格も、無差別拘束及びその後の強制失踪といった悲惨な運命から彼を守ってやることができなかった。

アブゥドゲニ・エズズ氏は、1970年にホータンのカラカシ県で生まれた。高校を卒業してから、地元の村の住民委員会で務めた。1997年に中国共産党の党員となった。彼は、2006年にウルムチに移住し、不動産会社を立ち上げ、短期間で成功を遂げた経営者として知られていた。

彼は、2009年7月31日に、ウルムチ市新華南路56号第8号楼602号室の自宅から警察隊に拘束された。警察隊が彼を拘束した際に、購入したばかりの新車(SANTANA車)と2600人民元の現金も奪って持って行ってしまったという。当時彼と一緒に拘束されたボルタラ(地名)出身の経営者メウラン・ゼリデン氏が5ヶ月後に釈放されたが、共産党党員のアブゥドゲニ・エズズ氏の消息が分かっていない。

彼の弟であるロズメメット氏は、ここ3年間ウルムチに20回も行って、失踪した兄の消息を探したが、生死を含む一切の消息を入手できなかったという。一家を突然襲いかかったこの悲劇のせいで、彼の父親で村の党委員書記エズズ氏が倒れ、2010年10月24日に亡くなったという。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/ghayib-bolghanlar-06062012142617.html

【関連記事】