7.5ウルムチ大虐殺事件後に失踪させられた人々(その5)

RFA 2012.05.16 | 翻訳・掲載:2012.05.27

連載「7.5ウルムチ大虐殺事件後に失踪させられた人々」の第5部では、新たに身元情報が判明した二人のウイグル人失踪者と、ウルムチ事件の失踪者の総数について新たに浮上している情報を報道する。

RFAが入手した情報によると、ウルムチ市警察当局の一人の役人が、ウルムチ大虐殺事件後に失踪してしまったあるウイグル人の家族らとの個別面会で、この事件で300人以上が失踪してしまっているとの情報を漏らしたと言う。その家族らがRFAに寄せたこの情報について当局からの確認はまだ取れていないが、これまでウイグル人社会で出回っていた「多数の失踪者が出ている」との情報の正当性を示唆している。

家族らがRFAに寄せた情報によると、失踪者の一人はアブドレヒム・スデク氏(写真左)である。2009年に24才だったアブドレヒム氏は、7月5日の午後3時頃に靴を買うためにブラックベシ商店街へ出かけていた。当日のデモに参加したかどうかも不明だが、その日をもって未だに一切の消息が分かっていないと言う。

家族らがRFAに寄せた情報によると、失踪者のもう一人はアリム・アブドレヒム氏(写真右)である。2009年に35才だったアリム氏は、農業用資材を扱う「アスタナ」と言う会社の責任者だった。彼の妻がRFAに明らかにした情報によると、彼は7月5日のデモに参加しておらず、翌日の6日に、道を封鎖していた警察隊に口答えをしたため拘束され、そのまま失踪してしまったと言う。

RFAでは、ウルムチ事件の失踪者問題を担当している責任者の一人、ウルムチ市警察署のエメットジャン氏を取材した。エメットジャン氏はRFAの電話取材に対し、ウルムチ事件の失踪者の総数について言及を避けたが、自らがウルムチ事件の失踪者の記録を作ることを担当し、更にはウルムチ事件の失踪者の家族らへの支援も行っていると発言し、ウルムチ事件の失踪者問題が現実に存在している問題であり、この問題の処理が当局にとって頭の痛い問題となっていることを認めた。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/ghayib-bolghanlar-05212012144911.html

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