7.5ウルムチ大虐殺事件後に失踪させられた人々(その4)

RFA 2012.05.11 | 翻訳・掲載:2012.05.23

連載「7.5ウルムチ大虐殺事件後に失踪させられた人々」の第4部では、新たに身元情報が判明した4人の失踪者について報道する。

家族らがRFAに寄せた情報によると、ウルムチ大虐殺事件後に失踪してしまった四人のウイグル人は(写真左上から時計回りの順に)、メメットアブラ・アブドレヒム氏、ザキル・メメット氏、ムフタル・マハット氏、トゥルスンジャン・トフティ氏である。

トゥルスンジャン・トフティ氏は、1983年にカシュガルのトックザク村で生まれた。2009年8月1日にウルムチで働いていた理髪店から警察隊に連行され、そのまま失踪してしまったと言う。

ザキル・メメット氏は今年34才で、7月15日にウルムチ市ブラックベシ住宅街にある自宅から警察隊に連行され、そのまま失踪してしまったと言う。

ムフタル・マハット氏は今年35才で、7月15日にウルムチ市ブラックベシ住宅街にある自宅から警察隊に連行され、そのまま失踪してしまったと言う。

メメットアブラ・アブドレヒム氏は1992年生まれで、カシュガルのカルギリック県から職を探しにウルムチに来て、間もなく警察隊に連行され、そのまま失踪してしまったと言う。

RFAでは、ウルムチ事件で失踪してしまった人の正確な人数や失踪者問題への当局の対応などを知るために、ウイグル自治区公安庁に電話取材を行った。同公安庁の一人の責任者が、ウルムチ事件の失踪者問題を担当しているのはウルムチ市警察署であることを明らかにした。

この情報を基に、ウルムチ市警察署に電話取材を行った。RFAの電話取材に応じた同警察署のカーディルという幹部は、取材の初期段階では自分が同警察署の副所長であるとを認めた。しかし、ウルムチ事件の失踪者問題について質問していくと、自分が同警察署の副所長であるとの発言をすぐに撤回し、自分が同警察署の一般の職員であると言いだした。RFAの記者が突っ込んで取材を進めると、初めに、自分にはウルムチ事件の失踪者問題について発言する権利がないと発言したが、そのすぐ後に、自分がウルムチ事件の失踪者問題について何も知らないと言いだした。

この警察幹部のあまりにも緊張した態度や矛盾だらけの発言からみると、ウルムチ事件の失踪者問題が深刻な問題であり、中国当局がこの問題を水面下で始末してしまおうとしていることが推測できる。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/5-iyulda-ghayib-bolghanlar-05112012222756.html

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